映画というもの、映画館というもの

映画が嫌いな人と言うのはそうそういないはず。娯楽が少なかった時代は、日常における贅沢な楽しみの一つとして人気を博していた映画館での映画鑑賞もシネコンの台頭、ミニシアター上映館の相次ぐ閉鎖により斜陽の時代を迎えている。

インターネットというものが世界に普及し、便利になった。しかし反面娯楽の多様化により映画を観る人が減っていったということ、正規ではなく違法にアップされた動画配信などが横行し映画界は危うい状態だ。

テレビもパソコンもあるこの時代、わざわざ映画館に足を運ぶこともないと考える人は多い。改めて映画館の必要性、存在というものを考えなければいけない時期にきていると思う。

映画館での公開が終了し、半年も経たないうちにDVD化する作品も少なくない。映画館までわざわざ観に行ったというのに何だか意味がないというか…。

私の友人でDVDのコレクターがいて、貸倉庫を借りて自分の荷物をうつしてまで、DVDのスペースを確保しているというのだから驚きだが、そういった類稀なるコレクターでなければ、映画を見逃したという人以外、早々のDVD化はありがたくない。

すぐにでも観たいと思えるような作品が少ないという理由もあるのかもしれない。どこかで観たことがあるような作品、3Dや豪華なセットなど金をかければいいってものじゃないのも映画の難しさ。

あと、3Dは酔うので基本的に自分は無理です。悲しいことに。

大作と銘打った映画はもうお腹いっぱい、ということで専らマイナーなミニシアター専門の自分。冒頭でも述べたが、相次ぐミニシアター上映館の閉鎖は本当に寂しい限りだ。

宣伝にお金をかけられず、やむなく単館上映した作品群の中でも意外な秀作、名作は多い。小さくてもピリリと辛い山椒のような作品を求め、日々映画館に繰り出す日々だった。

ここ数年は仕事が忙しくてなかなか観に行けてないのでミニシアターファンを公言するのは憚られてしまうのだが。

さて、地元の隣県である広島県では、今広島出身の映画監督である新藤兼人氏が今年生誕100年を迎えるとあって、彼のこれまでの軌跡を振り返るイベントが行われている。

我が地元のラジオでも度々宣伝されていると言う力の入れ具合。各映画会社所属のスターというものが存在していた時代―映画が隆盛の時代に活躍した巨匠である新藤監督。

高齢を理由に数年前に引退を公表されたが、現在でも映画に携わりたいという思いは強いらしい。新藤監督は現在の映画界についてどう思っているのだろうか。

人々に知られていないだけ、公開されぬままお蔵入りとなった名作も多いと言われている。そういったものを掘り起こして人々に観てもらうイベントなんかを映画館も開催してほしい。

私なら絶対に行く!!

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